人材採用・育成はクリエイティブな仕事 で報告した”「働きがいのある会社」のつくり方”セミナーの第2弾に参加してきました。
PART1は従業員1000人以上の大企業による発表でしたが、PART2は中小企業編で、以下の会社それぞれの”「働きがいのある会社」のつくり方”を聞いてきました。
(Googleのようなグローバルでみたら大きい!という会社も入っていますが、日本のグーグル株式会社は1000人未満の会社なんですね)
- グーグル株式会社
- トリプルグッド税理士法人
- 株式会社安藤嘉助商店
- コールド・ストーン・クリーマリー・ジャパン株式会社
※詳しくはイベントの公式ページを参照
PART1のときも感じましたが、組織のミッションやビジョンを明確にし、それに共鳴することのできる人を厳選して採用するということが、「働きがいのある会社」をつくる第一歩なのだということが、皆さんのお話からよく分かりました。
多分、万人が「働きがい」を感じられる会社というのはなくて、組織と人の上手なマッチングがポイントとなっているのです。
特にグーグルさんと安藤嘉助商店さんの話から、そのことを強く感じました。
どちらも、多様な社員をギュッと束ねる、ユニークなミッション・ステートメントがあるのです。
でもそのスケールがものすごく違って、そこに組織の個性が出ている。
Googleのミッションはとても有名ですね。
「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスして使えるようにすること」というもの(参考:Googleの会社情報ページ)。
Googleで働きたい!と思う人は、この世界規模の壮大なビジョンにロマンを感じて沸き立つ人なんだと思います。
一方、安藤嘉助商店は自社の事業ドメインを「住み継ぐ街づくり業」と表現しています。これはミッションを短く分かりやすく表したものととらえて良いと思います。
岡山で住宅リフォームを中心に新築や不動産業もやっている同社の、直接のお客さんだけでなくその子や孫の代まで住み継いでいける良い家を提供することで、地元地域を将来にわたって良い街にしていこう!という思いが込められた言葉です。
Googleのビジョンと比較すると、地元地域というとても狭い範囲に目を向けたものですが、身近な地元の将来に関わるミッションだからこそ魅力を感じ、「いい仕事しよう!」と奮起する人たちがいるのだと思います。
どちらがいいという話ではなく、それぞれに共鳴できる人を仲間に入れることがポイントで、能力のある人が評判の良い会社に入ったからといって、幸せに働けるとは限らないのですよね。
もちろん入社後は、ミッション・ステートメントと実際の仕事とのつながりが実感できることが大切になってきますが、まずは組織の個性を明確にして発信することがとても大事なんだなぁ、という気づきを得たのでした。

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