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桃太郎型チームとダイバーシティ経営へ向けた次の一手

2014/06/13   更新:2018/11/30

今週は、以前にご紹介した「凸凹ミックス会議」の第3回目が開催されました。
ゲストスピーカーは本江正茂さん(東北大学大学院准教授)、八木橋パチ昌也さん(日本IBM)、太田垣淳一さん(日本GE)の3名。それぞれの経験から、単に多様な人が集まっている状態からさらに一歩進んで、その人たちがフルに生かされるためにはどうしたらよいか、具体的な手法や試行錯誤の様子などをシェアしてくださいました。(前回の記事でも触れた、「ダイバーシティ&インクルージョン」の話ですね!)

凸凹ミックス会議では、いつも前半にゲストスピーカーの話を聞いてディスカッションした後、後半は参加者全員が2分間で自己紹介とプレゼンをします。
プレゼンのお題はあらかじめ提示されていて、今回は「ダイバーシティ経営へ向けた日本企業の次の一手とは?」でした。

「”日本企業の次の一手”なんて私に聞かれましても…」なんて思ってしまいそうな、なんとも大きなテーマですね〜。
第1回のときは「ダイバーシティ経営を実現する上での課題とは?」、第2回では「ダイバーシティ経営のもつこれからの可能性」と、今回に限らずこれまでのテーマもなかなか手ごわかったのですが…。
でも、たまにはこういう目線を高くするような問いを与えられ、しかも2分間(自己紹介もするので、実質1分〜1分半くらい)で伝えられる内容にまとめるというのは、日頃インプットしてきたことを整理する良い機会になります。
私なりに、これまでの凸凹ミックス会議(第1回めについての報告はこちら)や、先日の『「働きがいのある会社」のつくり方』でのインプットを受け、「次の一手」というか、とにもかくも「まずはコレでしょ」と思ったことを「人材要件をシャープに」という言葉にまとめてみました。

dekobokomix3

これを、ゲストスピーカーの一人の八木橋パチ昌也さんが、ブログで紹介してくださいました。
とても分かりやすい解説まであるので、その部分を引用させてもらいます。

必須の資質

あれもこれもといろんなものを求め、結果として中途半端にどれもできるようなできないような「人材」を手にするのではなく、絶対必要スキルを明確にして雇用、あるいはチームに加えようということ。

なんでもあり

必須の資質さえ備えていれば、他の部分は問わないということ。身体的なハンディキャップや勤務時間や場所、国籍などを「制約」として捉えないこと。だって、絶対必要なスキルを発揮してもらうためのメンバーなのだから。

排除する

一方で、これだけは絶対に自分たちのチームでは認めない、受け入れないという事を明確にしておくこと。例えば、言葉による暴力という行為を絶対に許さないというチーム憲章を、全員に徹底するということ。

教育する

えっと、ここはなんだったんだろ…。忘れちゃいました。

「ダイバーシティときび団子とシャープな人材要件」Pachi -the Collaboration Energizer- )

「教育する」は「忘れちゃいました」とありますので補足します。(2分の中でバーっとしゃべっているもので、忘れられて当然。それ以外をこんなにちゃんと受け止めてもらえただけでも感動です!)

ダイバーシティ経営のためには、人を採用するときの人材要件をシャープにすることがポイントで、この図は「シャープにする」ための整理の仕方の一例です。
多くの会社では、「理想の社員像」というものがあると思います。上の図の例だと「チャレンジ精神にあふれていて、プレゼン能力が非常に高い」とかですね。
ただ、採用のときにいきなり理想の全てを満たしている人を探す必要はなくて、例えば「プレゼン能力が高い」というのは入社後に教育できるから今はそのスキルがなくてもいい、という整理ができると、より必須の資質がシャープになるのではないか、ということです。
2分プレゼンの中では触れることができませんでしたが、「教育する」部分は雇われる側の「入社したらどんな成長の可能性があるのか?」という疑問への答えとして、組織がアピールできることにもなると思います。

さて、タイトルの「桃太郎」ですが、これはもう一人のゲストスピーカーの太田垣さんから出てきた言葉です。
「本当にダイバーシティがあるというのは、桃太郎のチームみたいなものなのでは? 皆さん、チームを作るときに犬や猿や雉を仲間に入れますか?」
桃太郎が犬と猿と雉を連れて鬼退治に行ったとき、犬には犬の、猿には猿の食料を用意しなければいけないなど、きっと見えないところでは苦労していたはずだ、多様なメンバーが力を発揮できるようにするためには、結構手間がかかるものだ、というのが太田垣さんのお話の趣旨でした。
そう言われて、会場のみんなが「おー、なるほど〜」という雰囲気になりました。分かりやすいたとえって、素晴らしい!

そして、本江先生から「桃太郎が犬と猿と雉を仲間に入れて鬼退治できたのは、”きびだんご“というイノベーションがあったからでは?」という発言があり、会場はさらに「お〜!」とハラオチしたのでした。

きびだんごは、イノベーションかもしれないし、組織のビジョンかもしれません。
多様な人達が協働して力を発揮すること(=インクルージョン)を可能にするもの、それが「きびだんご」。
日本企業ならではの、ダイバーシティ経営への指針が見つかったかも…(笑

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