My Desk and Team

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望む暮らし方、働き方を言葉にして伝えよう

2014/02/10   更新:2018/11/30

以前にご紹介した「Tokyo Work Design Week」の”世田谷版”が、2月の最初の1週間に行われました。
TWDW SETAGAYA – TOKYO WORK DESIGN WEEK SETAGAYA

「働くと暮らすをつなぐ7日間」というテーマで開催された様々なトークイベントやワークショップの中のひとつ『「こどもを預けること」から考える、家族が幸せなはたらき方』に参加してきました。

TWDW_setagaya

働きたい母親の大きな不安は「サポーターが見つかるか」

子連れ参加OK!ということで参加者のほとんどが子どもをもつお母さんたち。平日の昼間なので、現在は働いていない人や、育児休業中の人が多かったのではないかと思います。

参加者の方とお話したり、「フィッシュボウルダイアログ(参加者のうち希望者何人かが真ん中で議論をし、他の人はそれを聞く)」での議論を聞いてひしひしと感じたのは、100%の確信をもって「働きたい」あるいは「働きたくない」と思っている人は少ないということ。多くの人は「働きたい」という希望と、「子どもと一緒にいたい」という思いや「子育てと両立できるか」という不安などの間で揺れ動く気持ちを持っているのです。

また、昨今は子どもを保育園に預けたくても預けられないという問題が取り沙汰されていますが、預けられれば一安心かというと、そんなことはありません。

子どもを保育園に預けて働くためには、受け入れ先の保育園のほかに、夫やママ友、おじいちゃんおばあちゃんなど、いざというときに安心して助けを求められるサポーターが必要です。

子どもはしょっちゅう病気をするもので、入園後の最初の1年は半分も登園できなかった、なんて話も聞きます。そんな状況で周りに助けてくれる人がいなかったら、職場に迷惑をかけずに仕事を続けていくのは無理なんじゃないか、と尻込みしてしまうのは当然でしょう。 だから多くの人が、信頼できるサポーターを果たして見つけられるのか?ということに不安を持っていました。

やりたいことをちゃんと話すことで協力者を得られる

このことに関して印象的だったのが、ゲストスピーカーの小笠原舞さん(こどもみらい探求社共同代表 こども未来プロデューサー/asobi基地主催)の言葉です。

保育士としてたくさんの働くお母さんを見てきた小笠原さん曰く、協力者を得るには「お母さんが”やりたいこと”や”どういう子育てをしたいのか”を、ちゃんと話せること」が必要だというのです。

実は私も、今後子育てと仕事を両立していくにあたって、近所づきあいもほとんどない現状に不安を抱いていたのですが、小笠原さんの言葉を聞いてはっとしました。

これまでは、「仕事の場にプライベートを持ち込まない」、「友人とのおしゃべりで仕事の話をするのは野暮」といった感覚で、相手によって仕事の顔とプライベートの顔を使い分けていました。でも、信頼関係を築きたい相手であるほど、どちらの顔も知ってもらえるようにしたほうが良いのでは、と気付かされたのです。

「こんな仕事をしている」「これからこんなことをやっていきたい」、そして子どもはどういう風に育てていきたい…、お母さんなりのビジョンをきちんと伝えることができたときに、「それなら応援しよう」という協力者が現れ、良い関係ができていくのだと思います。

(母親にかぎらず)暮らし方、働き方のビジョンを語ってみよう

このことは、子育てと仕事を両立したいお母さんに限らず、人生を豊かにするために新しい働き方をしたいと考えている人みんなに当てはまることではないでしょうか。

たとえば東京の会社に所属しつつ北海道へのUターンを実現させた田名辺さんや、会社からの出向という形で東北の復興に携わる高橋さんは、ワークとライフの「ライフ」の部分でどうしても実現したいビジョンがあって、それを会社の上司に相談することで、新しい働き方を手に入れています。

「こんなこと上司や同僚に話しても仕方ない…」と考えるのではなく、自分が望んでいる暮らし方や働き方について言葉にして伝えてみれば、共感し、応援してくれるサポーターが現れるかもしれない。そうなるとひとりで考えているよりも良い解決策が見つかったり、難しいと思っていたことがグッと動き出す…。これまでのインタビューや今回のイベント参加を通じて、意外とそういうことってあるのかも、と思います。

☆☆

文/やつづか えり

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