コミュニケーションの変化による働き方の変化の予感
2013/02/24 更新:2013/03/11
テキストチャットで取材に挑戦中
今、株式会社co-meetingさんにインタビューをしています。(2013/3/11 インタビュー記事掲載しました!→co-meetingさんに聞く、分散型チームの仕事術)
「co-meeting」というコラボレーションツールを開発し、色々な会社に提供しているITベンチャー企業です。
コラボレーションツールとは、複数の人たちが一緒に何かをするための連絡、情報共有、タスク管理などに使えるツール。
最近はWeb上で使えるコラボレーションツールが色々ありますが、co-meetingの特徴は、テキストチャットの「リアルタイム性」にあるようです。
実はインタビューも、こんな感じでチャットで行なっています。
FacebookやSkypeなどでテキストチャットをする方も多いと思いますが、あれって、相手が入力している間は、「…」などと入力中であることは示されるものの、なんて入力しているかは、入力が終わるまでわからないですよね。
co-meetingの場合は、入力中の文字が見えます。変換する漢字を選択している様子とか、入力間違いを直したりしている様子も、全部見えます。
これはやってみると、思った以上に新しい体験です。
よく、(リアルに顔を合わせて)会話している時、相手が話している途中でも、何を言おうとしているのかがわかって口を挟んでしまうことってありますよね。co-meetingだと、それと同じような感じで、相手が文章を全部入力し終わる前にだいたい内容がわかるので、やり取りにとてもスピード感があります。
それともうひとつ、長い文章の途中にコメントが付けられるのも、co-meetingの特徴です。
特に複数人でテキストチャットをやっていると、各自の反応のタイミングが合わないと、誰のどの発言に対してコメントをしているのかわからなくなったりしますが、そういうことがない、というわけです。
これは、リアルタイムに参加していなくて後からログを見る人にとっても、わからないところに質問をはさんだりできる、という利点があります。
コミュニケーション方法が変われば、仕事のしかたも変わる
日本の会社で、社員ひとりひとりにメールアドレスが配布されるようになったのは、1998年頃からというところが多いようです。
それから15年ほどたった今、メールなしで仕事って、なかなか想像ができません。
だから、メール普及前と普及後では、仕事上のコミュニケーションのしかたもかなり変化があったはずです。
メール以外でも、例えばテレビ会議がちらほら使われるようになり、それがより安価にできるSkypeなんかが出てきて、遠隔会議もだんだん珍しいことではなくなってきました。
テキストチャット自体は新しい技術ではありませんが、co-meetingのように単なる素早い往復メールとは違う、チャットならではの工夫があるものを使うようになると、また新しいコミュニケーションのお作法や、活用方法が出てくるかも。
技術や環境、私たちの習慣の変化に比べれば、働き方の変化はまだまだ小さい。これからもっともっと変わっていく余地がありそうだなぁ、と感じさせられます。

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