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「連携カフェ テレワークで変わる働き方、ライフスタイル」でお話したこと

2015/10/22   更新:2018/11/30

テレワーク導入を検討中の方から専門家の方まで、様々な立場の方が参加してくださった10月10日の「連携カフェ」。

テレワーク導入を検討中の方から専門家の方まで、様々な立場の方が参加してくださった10月10日の「連携カフェ」。

先日お知らせしたとおり、10月10日に「連携カフェ」というイベントで、テレワークの事例についてお話をし、参加者の皆さんとディスカッションしました。その時の資料を公開します。

連携カフェ 2015 Vol.2 テレークで変わる働き方、ライフスタイル

テレワークの「多様性」とその要因

私がお伝えしたかったことは、「テレワークの多様性」です。

テレワークのバリエーションの図

Automattic社のように世界中にメンバーが散らばって遠隔で協働しているのもテレワークだし、サイファー・テック社のように地方のサテライトオフィスで仕事するのもテレワーク。これらはかなり先進的な事例ですが、「小学生未満の子育て中の社員に限って週1日まで」というような限定的な形で在宅勤務のトライアルを始める企業も増えています。これもテレワーク。

みんなの頭の中にある「テレワークってこういうもの」というイメージがバラバラなままでディスカッションを始めると、話が噛み合わなくなります。
そして何より、テレワークの方法は一つではなく、それぞれの企業や個人にあったやり方というものがある、ということを伝えたいと思いました。

遠隔コミュニケーションの課題は克服できるか

参加者の皆さんは、多かれ少なかれテレワークに可能性を感じられたようです。それでも、遠隔コミュニケーションの難しさを懸念する声が多く挙がりました。

今回、そのあたりのテクニカルな話はほとんどできませんでしたが、私は2つの解決策があると考えています。

ひとつは、新しいワークスタイルやコミュニケーションツールへの慣れ。私たちがメールやインターネットを仕事における当たり前の道具としてきたように、近いうちにWeb会議やチャットなども慣れれば当たり前になり、うまく使うためのノウハウも広く共有されていくでしょう。

もうひとつは、やっぱり1か所に集まってやったほうがいいことがあるのは確かなので、遠隔でやることと集合してやることを切り分けてできるようにすること。最近は、基本はテレワークだけど、新幹線なども使って定期的に会社に行き、そのときはじっくり打ち合わせをします、という例も増えているように思います。ただ、これは物理的にできない場合もあるでしょう。コミュニケーション上のデメリットを上回るメリットがあるのであれば、がんばって遠隔でやり切るというのもひとつの方法です。それは、やはりそれぞれの組織や個人の状況次第で、そのあたりの選択が、組織の個性につながっていくのかもしれません。

今回のイベントをきっかけに、今までの取材や情報収集したことをあらためて整理してみる良い機会になりました。
「連携カフェ」では、今後も「働き方」を切り口にした勉強会を予定しているということなので、楽しみです。

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