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サテライトオフィスとの遠隔コミュニケーションを大学生が体験

2014/08/25   更新:2018/11/30

四国取材旅行記(4日目)神山町のサテライトオフィスでインタビューにも書いたように、徳島県神山町で取材してきました。その後、取材先の一つである株式会社ダンクソフトの東京のオフィスでは、星野晃一郎社長にもお話を伺いました。

星野社長のお話については、今後神山町のサテライトオフィスに関する記事の中で紹介しますが、今回は取材に同行した大学生、木納静穂さんが感想を書いてくれました。

遠隔地にいる社員同士が最新のITツール(ダンクソフトではマイクロソフトのLyncを利用)を使って距離を感じさせないやりとりをしている…。私たち社会人よりもよっぽどネット上のコミュニケーションに慣れているはずの大学生にとっても、その様子は驚きだったようです。

☆☆

在宅勤務に、ペーパーレス、ビデオ通話会議・・・星野社長が「今後当たり前になる」とおっしゃる制度の数々に、私はある種の疑問を感じずにはいられなかった。直接会っていない社員を信頼できるのか、どんな社員か知ることは可能なのか、コミュニケーションを取りづらいのではないか。SkypeやSNSを身近に感じて生活してきた私でも、直接会って話すこととの大切さを実感する場面は多い。しかもこれは、信用や指示の正確性を問われる職場での制度である。果たして遠隔地で社員が共に働くことなど、可能なのだろうか。

あまりに何度も私が「本当に?」を連発したからであろう。星野社長が「一度体験してみますか」と提案してくださった。目前には徳島や茨城など、私たちがいる東京のオフィスとは異なる場所で勤務する社員の方々を映し出すモニターが一台。私はマイクを通じて、直接お話させて貰う機会を得た。

モニターには、サテライトオフィスや自宅で働く社員が映っている。「ちょっと、すみません」と画面の向こうからこちらに声が掛かることもあるという。

まずモニターを目の当たりにしてびっくり。映像の精度が良いため、社員の方々の様子がはっきりと伝わってくる。頭を掻いている、こちらの様子を気にかけている、仕事に集中している。ずっと画面を眺めていると、同じ空間で働いているのではないかと錯覚するする程である。そして私が恐る恐る声をかけてみると、社員の方たちはオフィス内で声をかけられたかのごとく、にっこりと笑いかけてくださった。そして一通りお話をうかがうと、今度は画面の中の、それぞれ異なる場所にいる社員同士で、仕事の話を共有し始める。そのあまりに自然な振る舞いに、一瞬自分がどこにいるのか見失ってしまった程だ。

しかしこのスムーズなコミュニケーションの中でも、気になることはあった。それは、声が聞き取りづらい、聞き取って貰いにくいという問題だ。当然お互いの声はマイクが拾っているので、話している途中でマイクから離れてしまうと、相手はその間の話を聞き取りづらくなってしまう。また相手が話そうとしている雰囲気を読み取りづらいため、同時に話し出してしまう、上手な相槌を打てないといったミスは多い。それは会議など、複数人で話すときにはより顕著に表れるだろう。

ダンクソフト 星野晃一郎社長

ダンクソフト 星野晃一郎社長

星野社長によると、これらの解決方法は一つ、「慣れること」だという。コミュニケーション方法が多様化した現代でも、私たちは未だに直接会って話す方法に慣れ親しんでいる。そのため、ビデオを介したコミュニケーションには違和感を覚える場面も多い。しかし今後、在宅や遠隔地での勤務が当たり前の社会になれば、私たちは自然と、ダンクソフトの社員の方同様、そこでのルール・習慣を身につけていくのだという。

一歩先の未来の働き方を、身をもって体感できた取材だった。

文/木納 静穂 撮影/やつづか えり

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